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バーミヤン Bamiyan
 バーミヤンには、高さ55メートルと38メートルの巨大な大仏が2体ありました。これらは、2001年3月にタリバンによって爆破されました。そのとき、かなり報道されたのでご記憶の方も多いかと思います。
 バーミヤンの景観は荘厳であり、神秘的であり、ここに立っていると大仏のことなどどうでもよくなってしまいます。とはいえ、わたしは大仏がある状態を肉眼で見たことがないので、ひよっとしたら大仏がある時はもっとすばらしかったのかも知れないと考えることはあります。

 バーミヤンで宿泊する場合、バザールのホテルを利用するのが一般的ですが、ホテルといっても、日本でいうホテルとはだいぶ趣が違うので注意が必要です。基本的に個室はなく、わたしはこれまで、男性のドライバーと通訳ガイドと同室で宿泊していました。宿泊できる部屋が少ないので、1人で1部屋使ってしまうとあぶれる人が出てくる可能性があるので、なるべくみんなが泊まれるように相部屋になるわけです。
 ホテルにはトイレがなく、バザールの公衆便所を使っていました。だから夜トイレにいくときは、ちゃんと着替えて、真っ暗な中、階段を下りて外に出て、100メートルぐらい歩いていかなければなりません。今はもうすこしマシになったかもしれませんがアフガニスタンのトイレ事情は非常に悪いと思っていて間違いないでしょう。

 バーミヤンの大仏跡は、ホテルなどがあるバザールから少し離れているので、車を使ったほうがいいと思います。55メートルあったのが西大仏、38メートルのほうが東大仏でした。ちなみに、東大仏と西大仏の間も結構離れているので移動は大変。ふたつの大仏跡が同時に見える位置まで下がると、その穴はほんとうに小さくしか見えなくなります。自然の大きさに圧倒され、巨大な大仏を創ったという人間の営みさえ、小さなことのような気がしてきます。バーミヤンの見所はなんといっても雄大なバーミヤン渓谷全体の風景であって、大仏自体ではないとわたしは思います。

 わたしが初めてここを訪ねたのは2002年の秋でしたが、破壊された大仏の瓦礫の上を歩いたり、石窟の中を自由に出入りできました。しかし、今はどうなのでしょう。2003年に世界遺産なに登録されたということですから、以前のようには自由には出入りできなくなっているかもしれません。

東大仏(38メートル)があった空間。
東大仏は右手部分が少し残っているので大仏の面影を見ることがことができる。天頂には、太陽が描かれ、その中心に太陽神が描かれていたという。太陽は生を象徴する。また東は現世を意味する。

アクセス
 カブールからバーミヤンまで車でおよそ8時間から10時間。道路は非常に悪く、交通事故などの危険がある。また、強盗にあうかもしれない。陸路での移動は避けた方が賢明。そういうわたしは、いつも陸路で行っている。カブールからの陸路のルートは2種類。北にあがってから西に向かうルートと、西に向かってから北上するルート。後者のルートでは標高4000メートルのところを通るので、高地に弱い人にはきつい。それでもガタガタと道を通って何時間も車に乗ったあとに、バーミヤン渓谷の壮大な景色が見えてくると感動する。
カブールからバーミヤンまでは飛行機も飛んでいる。

注意
●バーミヤン周辺には地雷が埋められたままになっています。
●外務省の「渡航の延期をおすすめします。」に指定されています。現時点での旅行はおすすめできません。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=041


世界遺産バーミヤンについては、ユネスコのサイト(英文)に詳しいです。
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